家庭の焼そばと屋台の焼そばの中間のファミマ
3つのコンビニの中ではもっとも価格が安いのが、ファミリーマート「香ばし炒めのソース焼そば」(380円)だ。カロリーは563kcalで、3社の中では2番目となっている。
入っている具は、もやし、キャベツ、ニンジン、紅しょうがで、こちらもほかの2社と同じ。ソースの味は少々甘め。スパイシーさはあまりなく、かなり優しい味だ。
麺はちょっと太めだが、セブン-イレブンほどではない。全体的な印象としては具よりも麺の存在感が強い。家庭の焼そばっぽいセブン-イレブンと、屋台の焼そばっぽいローソンの、ちょうど中間くらいの味といえそうだ。
満足度やコスパは同じくらい?
コンビニ3社のソース焼そばを食べ比べてわかることは、麺の太さや全体的な水分量などに差があるということだ。屋台の焼そばのようなカラッとしたものが好みであれば、ローソンがおすすめ、逆にある程度水分がある家庭的な焼そばが好みであれば、セブン-イレブンがおすすめ。そして、その中間がいいならファミリーマート、といったところだろう。
コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう説明する。
「コンビニの定番系ソース焼そばは、やはりオーソドックスな味になっていますね。その分安心して食べられるものではありますが、少々物足りなさを感じることもあるでしょう。そういう場合は、黒胡椒や鰹節、マヨネーズ、ウスターソースなど、好みの調味料などを加えることで、さらに美味しくなると思います。個人的にはごま油を少々と黒胡椒のトッピングがお気に入りです」
シンプルであるがゆえに、カスタムの可能性も広そうなコンビニのソース焼そば。お好みの食べた方を模索してみるのも面白そうだ。