多くのお店が集まったショッピングモールは、この季節、とりわけにぎわいます。しかし、人が集まれば必ず発生するのが忘れ物。忘れやすい物の代表格ともいえる「携帯電話・スマホ」は、どこで忘れてしまう人が多いのでしょうか? 関東地方のショッピングモールで働く男性・Aさんはこう言います。
「私が働くショッピングモールの場合、携帯電話の忘れ物が一番多いのはフードコートです。食器を片付ける際にテーブルや椅子に置いてそのままにしたり、ソファータイプの座席のクッションの隙間に落ちたりといったパターンが多いようです。ちなみに、非常に不用心だと思うのですが、フードコートでスマートフォンを置いて場所取りをする人をしばしば見かけます。盗まれるトラブルも実際に発生していますので、絶対にやめて下さい」
一般的な飲食店の場合、食べ終わったお皿は店員が片付けてくれるが、フードコートの場合、自分で食器を下げるというアクションがあり、それが忘れ物を誘発する原因の1つになっているようだ。また、フードコートでは、何も注文せずに時間を潰すことができ、スマホに触る可能性が高いことも1つの要因として考えられる。Aさんは続ける。
「用を足しながら携帯電話を使う人が多いようで、男女を問わず、トイレで忘れる人も多いです。トイレットペーパーホルダー、水が貯まるタンク、ベビーチェア、閉じた便器のフタ、鏡の前、ハンドドライヤーの上……置き場所は様々ですが、かなりの数が届けられます。それから、洋服屋の試着室で忘れる人もいます。ショップの店員によると、試着室で自撮りする人が結構いるようで、撮影した後に忘れるんでしょうね。こちらは以前、テナントに注意書きを配布しました」