また、酒と同様に「外食」も軽減の対象外。レストランで食事をする場合には、消費税は10%に上がる。この「外食」がやっかいで、ファストフード店の店内で食べていく場合は10%だが、テイクアウトすると8%。これはイートインコーナーのあるコンビニでも同様だ。同じそば店のそばを食べるのでも、店に足を運べば外食として10%取られるのに対し、出前を頼めば8%のままだ。
週2回以上発行されている新聞にも軽減税率が適用される。だが、これは定期購読の契約をして自宅に届けられる「紙」の新聞のみ。コンビニや駅の売店などで購入した場合には10%がかかるほか、電子版も軽減はされない。
「上がるもの」と「上がらないもの」の線引きを熟知すれば、消費行動はかなり変わってくるはずだ。
※週刊ポスト2019年1月11日号