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【日本株週間見通し】波乱の大発会終えてSB株に反発期待も

 こうしたなか、物色的には景気動向に敏感になっている地合いの中で、個別企業の決算発表が物色動向に影響を与えてくることが予想される。主要企業では良品計画<7453>、イオン<8267>が9日、7&iHD<3382>、ファーストリテイリング<9983>や安川電機<6506>が10日の発表を予定している。なかで、ファーストリテイリングの今8月期第1四半期(9-11月)決算はマーケット全般、安川電機の今2月期第3四半期決算(3-11月)決算は設備投資、中国関連にインパクトを与える。また、押し目買いを呼び込んで堅調推移となってきた通信キャリアのソフトバンク<9434>は、新規上場10日目にあたる1月8日大引けに海外機関投資家のベンチマーク指数であるMSCIのアーリーインジェクション(早期採用)となる。その後、1月30日大引けでTOPIX組入となるなど需給的に追い風となる材料を抱えている。ソフトバンクの株価上昇で相場心理が好転する期待が漂う。このほか、大発会で急落スタートのマザーズ指数が、バイオ関連がリードして反発に転じて大引けたことが注目される。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、7日に12月マネタリーベース、12月新車販売台数、8日に12月消費動向調査、武田薬品工業がアイルランド製薬大手シャイアー買収完了予定、ソフトバンク<9434>がMSCI早期採用、9日に11月毎月勤労統計調査、日銀の生活意識に関するアンケート調査、10日に11月景気動向指数、東京都心オフィス空室率、黒田日銀総裁が支店長会議で挨拶、地域経済報告(さくらレポート)、11日に11月家計調査、12月景気ウォッチャー調査などがそれぞれ発表される。

 一方、米国を含む海外経済関連スケジュールでは、7日に米中貿易協議(8日まで、北京)、米12月ISM非製造業景況指数、8日に米11月貿易収支、米11月消費者信用残高、9日に12月18・19日開催のFOMC議事録、ユーロ圏11月失業率、11日に米12月消費者物価指数、米12月財政収支が予定されている。このほか、国内外で予定されているイベント・トピックス等としては、7日に天皇陛下即位30周年、「国際観光旅客税(出国税)」徴収開始、8日に世界最大の家電見本市「CES」開催(米ラスベガス、11日まで)、北朝鮮の金正恩誕生日、9日に安倍首相が英国、オランダ訪問(11日まで、調整中)、サッカーアジアカップ1次リーグ「日本×トルクメニスタン」(アブダビ)、10日にエルニーニョ監視速報発表日が予定されている。

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