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家族・親戚がそんなに大事? 「血縁信仰」から逃れれば人生は楽になる

親戚づきあいがなければお年玉をあげることもないという

 人間の悩みの多くは「人間関係」に依るが、その中でも多くの人が「何よりも大切なもの」と小さい頃から教えられてきたのが家族や親戚といった「血縁」だ。しかしながら、この「血縁信仰」から逃れることで人生は楽になると語るのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。以下、中川氏が解説する。

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 この15年ほど、年末年始を海外で過ごしています。途中何回か日本で過ごしたこともありますが、最後に日本で過ごしたのは2009年末です。休みが年末年始しか取れないという事情はあるものの、今年行ったタイ・バンコクでツイートした以下の内容が少しだけ拡散しました。

〈年末年始に海外に行く習慣を10年以上続けていた結果、この10年間、一回も誰かにお年玉をあげたことがない。あとは親戚の会合も一切ない。「あのコは毎年どっか海外に行ってるのよ」と説明してもらい、そうした場にいないのが当然のこととなっているので極めてラクな年末年始を送り続けている〉

 これがすべてなのですが、私は私の家族、父方・母方の親戚及び私の姉の家族の総勢50人ほど(甥やいとこの子供、義兄の親族なども含む)と一切会うことがないがために発生する偽らざる気持ちです。

 私の考えは世間一般からすれば非常識なのかもしれませんが、「血の繋がり」といったものにそれ程執着を感じていないんですよね。もちろん、遺産相続の問題や介護の義務など、血の繋がりがもたらすモノがあるのは分かります。それはそれで今後キチンとこなすつもりですが、「血が繋がっているから」というだけで関係を神聖視する必要はないのではないでしょうか。

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