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初心者でも稼ぎやすい副業「せどり」、仕入れの判断基準は?

地方に住む人ほど稼ぐチャンスは大きいという

地方に住む人ほど稼ぐチャンスは大きいという

 昨年1月、政府が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表。かつて大手企業は社員の副業・兼業を禁止していたが、続々と「原則副業自由」に舵を切り始めている。さらに、ネットやスマホの普及で、副業の幅が大きく広がっている。多種多様な副業の中から、手軽に始められる副業のひとつとして、ここでは「せどり」を紹介しよう。

 副業の大定番といえば「転売」だ。俗に、「せどり」ともいう。もともと古本業界の用語で、店主が価値を知らずに安い値段をつけている古本を探して買い、他の古本屋に高く売ることを意味する。

 ネット社会の到来で、このせどりで扱われる商品の裾野は、爆発的に広がった。ポイントは、初心者でも稼ぎやすい点。特に、地方に住む人に有利だという。『複業の取説』著者の染谷昌利さんが語る。

「中古品売買ショップの『ブックオフ』や『ゲオ』で格安で売られている本や、『トイザらス』のワゴンセール、地方のリサイクルショップでひっそり売られている希少フィギュアなどを仕入れて、フリマサイトで売るのが一般的。地方は都心より値段が安いうえ、思わぬ掘り出し物も見つかりやすい」

 仕入れるかどうかの判断基準は、仕入れ値の3割以上高い値段で売れるかどうか。「モノレート」というサイトで商品の販売価格と過去の価格推移を確認すれば、大体いくらで売れるか予想できる。

 クリスマスにはゲーム機、正月前には年賀状作成のプリンターなど、季節ものは高く売れるので要チェック。売値はあくまでアマゾン価格を参考に決める。ネットの最安値を調べて買う人は少なく、「アマゾンで買うのがいちばんお得」と思い込んでいる人が多いからだ。常にアンテナを張っていれば月収10万円は堅い。

※女性セブン2019年1月17・24日号

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