「株価は変動するものですから、所有株の銘柄や株数も合わせて目録に記載しておいたほうがいいでしょう。上場株の場合はすぐに売却ができるのでいいのですが、親が未上場の友人の会社の株を持っていたなどの場合、生前に確認しておかないと、遺産分割時に処分が可能かどうかなどの判断がつかないといったことも起こりえます」
保有銘柄・株数などは、預金額と並んで、時とともに変化することが多いが、相続コーディネーターで夢相続代表の曽根恵子氏は「年に1回、たとえば正月やお盆に家族が集まった時に“更新”するといった習慣にしていくといい」と解説する。
※週刊ポスト2019年1月18・25日号