シーズンごとに販売される商品が少しずつ入れ替わるのがコンビニの弁当や麺類だが、そのなかで長年にわたって定番商品であり続けているものが「あんかけ焼そば」だ。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう説明する。
「コンビニのあんかけ焼そばは、爆発的に売れる商品ではないものの、安定した人気を誇る定番商品で、各社が販売しています。一見するとどのコンビニも同じようなあんかけ焼そばに見えますが、実は具が違っていたり、価格に差があったり、意外とそれぞれ特徴があるんです」
そこで、大手コンビニ3社の「あんかけ焼そば」をマネーポストのコンビニグルメ担当記者Aが実食し、その味を比べてみた。
セブン-イレブンは「イカ」と「小エビ」
セブン-イレブンで販売されているのは『香ばし麺の五目あんかけ焼そば』(550円、税込み以下同)。イカの切り身2個と小エビ2尾が入っているほか、白菜、にんじん、もやし、小松菜、しめじが具材として入っている。カロリーは463kcal。公式サイトによると、販売地域は東北、関東、新潟、北陸、東海、近畿となっている。
あんのとろみは比較的控えめで、全体的にサラッとした印象。麺は多少の芯を感じる程度だが、“かた麺”と呼べるほどではなく、ツルッといける。パッケージに「1/2日分以上の野菜を使用」と書いてある通り、野菜の量がたっぷり。しかしながら、全体的な“こってり感”はあまりないので、量の割りにはペロリと食べられる。
魚介の具は入っているが、全体的には完全に野菜が主役のあんかけ焼そばとなっている。栄養バランスを考えて野菜を多く摂りたいときなどには、とても良さそうだ。