なお、国内で金投資をする際は、国際価格を円に換算して売買される。円安になれば国際価格以上に国内価格は上昇し、円高になれば下落する。中長期的な円安傾向となれば、ダブルで価格上昇が期待できるのだ。
手元資金に余裕がない人には、月1000円から始められる純金積み立てという方法がある。これには月々の積立額を日割りにして購入するドル・コスト平均法が採用され、価格の高い時は少ない量、安い時は多い量を買うことになり、高値 みを避けられる。
「他にも、金価格に連動する金ETF(上場投資信託)がある。株と同じように購入でき、NISA(少額投資非課税制度)も利用できるので、年120 万円までの投資なら売却益は非課税になります。三菱UFJ信託銀行の『金の果実』なら、1キログラム以上で現物への交換も可能です」(同前)
※週刊ポスト2016年4月8日号