カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

トルコリラ、南アランド、メキシコペソ…高金利通貨取引で注意したいこと

 確かにスワップポイント狙いは、トレードで差益を狙うよりもリスクは少ないでしょう。反面、リスクが少ない分、トレードでの差益狙いよりもかけた時間に対するリターンも少なくなってしまうことが多いのが特徴です。スワップポイントで大きな収入を狙うなら、それなりに潤沢な投資資金が必要となるのです。

 しかし、投資を始めたての人の中には、それほどの大金を投資に使える人はいないでしょう。そんな人の場合は、スワップポイントを狙うより、売買した差益狙いでトレードする方が資産を増やしていく近道になるケースもあります。

 ただ、トレードでの差益を狙うにしても、1日中チャートを見ることができる環境なのか、夜しかチャートを見ることができない生活スタイルなのか、また、性格的にも、その日のうちに決済してしまわないと気が済まないタイプなのか、ポジションを持ち越しても気にならないのか……など、様々なタイプの人がいます。

 そうしたことから、一概にスワップポイントを狙ったほうが良いのか、あるいはトレードで差益を狙ったほうが良いか、という問いに対する絶対的な正解はありません。自身の生活スタイルや性格に合った投資方法を取るのがベストだといえるでしょう。

ランドやペソの取引は、リラよりも多くの証拠金が必要となる

 では、スワップポイント狙いで人気の高金利通貨を取引する上で注意したいことは何でしょうか。

 まず、現在の3大高金利通貨といわれるトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソで大きく違うのは最低取引枚数です。

 トルコリラ円は最低1万通貨から取引を始められるのですが、南アフリカランドとメキシコペソの最低取引枚数は10万通貨単位となっています。

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