2014年に大きな注目を集める株式市場のテーマの筆頭として挙げられるのが、「LINE」だ。今年夏にも上場するとの観測もあるが、注目したいのはLINEだけでなく、その関連銘柄も同様だ。カブ知恵代表・藤井英敏氏が、注目銘柄を紹介する。
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無料通話アプリの利用者が全世界で3億人を突破するなど急成長を続けてきた同社が、2014年夏にも株式上場するのではないか、という観測が広がっている。この先、上場に向けたニュースが流れるなど現実味を帯びるにつれ、関連株も大きな賑わいを見せるに違いない。
なかでも注目したいのが、LINE関連の「王道」といわれるアドウェイズ(マザーズ・2489)だ。同社はLINE本体と代理店契約を結び、特定のアプリをインストールすることでもらえる「LINE フリーコイン」の販売を開始。これによってユーザーは人気の高い有料スタンプを入手できるようになるため、同社の業績も大幅な伸びが期待できる。株価は9月下旬から3週間ほどで3倍超の急騰を見せたが、まだまだ上値が望めるだろう。
LINE向けのコンテンツを提供する会社も目を離せない。たとえば、数あるアプリのなかでも根強い人気を誇る「LINE占い」を手がけるメディア工房(マザーズ・3815)、リラックマをはじめ人気キャラクターのスタンプを提供するイマジニア(ジャスダック・4644)、未だ根強い人気の水森亜土のスタンプを配信するネオス(東証1部・3627)などを挙げておきたい。
さらには、グループ会社でLINEを通じてメッセージやクーポンを一斉配信できるツールを手がけるネットイヤーグループ(マザーズ・3622)も要注目といえそうだ。
※マネーポスト2014年新春号