少なくとも1か月ほど保有するつもりだったテスタ氏だが、当初の方針から切り替えて初値で3分の2ほど(約10億円分)を売却した。その後、年明けにかけて1400円前後で徐々に売却していき、すべて手放した時には約5000万円の損失になった。
「初値が大きな“壁”となっていました。1400円台半ばを突破するのは、市場にかなりの“買いエネルギー”が必要だと考え、上昇はなかなか見込めないと判断しました。そうなれば私の場合、“塩漬けにする”という選択肢はありません。ソフトバンク株に充てた資金は、すべて別の銘柄に振り分けました」(テスタ氏)
そんなテスタ氏は、今後のソフトバンク株についてこう語る。
「この先は短期目線なら1500円を突破したら買い増せばいいし、逆に長期目線なら1300円程度まで下がったら割安と見て買えばいいという考え方でいます」
※週刊ポスト2019年2月8日号