相続・終活コンサルタントの明石久美さんはこう言う。
「権利が消失してしまうのは2007年9月30日以前に預けているゆうちょ銀行だけですが、たとえばりそな銀行は、残高が1万円以下の口座で10年間取引がなかった場合、毎年管理手数料を口座から引き出し、預金が全部なくなったら自動解約するシステムになっています。こうした独自のシステムを導入している金融機関は他にもあります」
いずれにせよ、眠っている口座は、契約者本人が生きているうち、記憶が確かなうちに洗い出して、引き出しておくのがよい。
※女性セブン2019年2月7日号