街が変貌を遂げている錦糸町
住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか？ まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は？ 今回は「錦糸町」（東京都墨田区）について、ライターの金子則男氏が解説する。
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街にはそれぞれイメージというものがありますが、開発が進んだことで、かつてのイメージと実態がズレてしまった街も少なくありません。錦糸町もそんな街の1つ。かつては「オヤジの街」というイメージでしたが、北口のアルカキット、複合商業施設のオリナスなどが完成し、オヤジテイストはかなり薄れました。
鉄道はJR総武線の各駅、快速列車と東京メトロ半蔵門線。総武線快速で東京駅まで8分、半蔵門線で大手町まで12分、総武線各駅列車で御茶ノ水や新宿に1本、半蔵門線で渋谷へ1本と、鉄道の便は申し分ありません。東京スカイツリーがある押上は隣駅。スカイツリービューが楽しめる立地です。
道路状況は良好です。駅の目の前には京葉道路（国道14号）と四ツ目通りが通っており、どちらも道幅が広い幹線道路。首都高速の出入り口もすぐそばです。東京都内は基本的にどこも道が複雑ですが、錦糸町近辺は道路が碁盤状になっているので、迷う心配もありません。ただ首都高速に関しては、都心方面に向かうとすぐの両国ジャンクションが猛烈な渋滞スポットなので、その点は要注意です。
