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【ドル円週間見通し】利上げ休止観測台頭でドルは下げ渋りか

・2月4日-8日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)ユーロ圏12月小売売上高 5日(火)午後7時発表予定
・予想は、前月比+0.2%
 参考となる11月実績は前月比+0.6%で市場予想を上回った。衣料や電化製品の販売増が寄与した。12月については、衣料や電化製品の売上高が引き続き増えると予想されている。エネルギー価格の低下もプラス材料。全体的には小幅に増加する見込み。

○(米)11月貿易収支 6日(水)日本時間午後10時30分発表予定
・予想は、-540億ドル
 参考となる10月実績は-554.88億ドルと赤字幅は拡大。財・サービスの輸出は伸び悩んだが、消費財の輸入額が増加し、赤字幅は拡大した。10月の対中貿易赤字額は+7.1%、431.02億ドルと金額ベースで過去最高水準となった。11月については、財・サービスの輸出が引き続き伸び悩むと予想されており、赤字額は10月実績に近い水準になるとみられる。

○(英)英中央銀行金融政策委員会(MPC)が政策金利発表 7日(木)午後9時発表予定
・予想は、金融政策の現状維持
 英紙報道によると、英中央銀行チーフエコノミストのハルデーン理事は「英国経済の成長が続くならば中銀は緩やかな利上げを継続する公算が大きいが、景気の悪化には柔軟に対応する構えだ」と述べた。欧州連合(EU)からの離脱協議は難航しており、経済見通しについては予断を持てない状況が続いていることから、英中央銀行は現行の金融政策を維持し、事態の進展を慎重に観察するとみられる。

○(日)12月経常収支 8日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、+4572億円
 参考となる11月実績は+7572億円。貿易・サービス収支は5470億円の赤字となったことが要因。前年同月は黒字だった。第一次所得収支は1兆4388億円の黒字。12月については、第一所得収支は高水準の黒字を維持するものの、貿易・サービス収支は11月に続いて赤字となる見込みであり、経常黒字額は11月実績を下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・3日(日):(中)1月財新総合PMI
・4日(月):(欧)12月生産者物価指数
・6日(水):(米)10-12月期非農業部門労働生産性

【予想レンジ】
・107円00銭-110円00銭

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