キャリア

シニア女性の職探しの罠 求人広告の読み方知らなければ時間のムダに

こんな求人ワードは「ババァ、お断り」の意

 雇用者は求人広告を出すときに男女差別、年齢差別をしてはいけない、ということになっている。

「20代、容姿端麗厚遇」なんて絶対に書けない。せいぜい「20代の女性が活躍」。もう少し求人年齢に幅がある職場は、「子育てママ、40代女性応援」。「女性が輝ける職場」というザックリしたのもある。

 こういうところに60過ぎた女が問い合わせをすると、先方は「履歴書を送ってください」と言う。

「もう時間の無駄。ババアお断りと言われたら手間が省けたのに」と、前出のF子は怒るけど、今の世の中、そんなことを言ったらどうなるか。

 とにかく採用の可能性があるのは「シニア歓迎」と明記しているところだけとわかるまで、さんざんな目に遭うんだって。

1日8000円。3日で2万4000円はバカにならない

 F子はなんとか自力で仕事を探したけど、私は派遣会社に登録した。登録といっても、履歴書は「学歴・職歴は、書いても書かなくてもいいです」。必要なものは、身分証明書と銀行の通帳と印鑑だけ。

 自分で職探しした場合と、派遣会社経由とで、手にする時給が大きく変わるなら、自力で頑張る甲斐もあると思うよ。でも、ほとんど変わらず。

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