優待利回りの高さなら、健康食品や化粧品の通販を手がける北の達人コーポレーション(2930)が光る。わずか4万円ほどの投資で、3564円(税込)相当の自社製品が贈られるのだ。次回優待品の具体的な中身は公表されていないが、2018年は同社の看板商品であるオリゴ糖食品「カイテキオリゴ」が贈られた。業績は過去最高益を更新中であるにもかかわらず、株価は安値圏にある。
【北の達人コーポレーション(2930)】3546円以上相当の自社製品……100株以上(2月末、年1回)
おしゃれを楽しみたい人には、アパレルのアダストリア(2685)はいかがだろうか。「グローバルワーク」、「ローリーズファーム」、「ニコアンド」など自社の人気ブランドショップで使える割引券が贈られる。看板ブランドのグローバルワークはキッズやメンズも展開しており、家族で使える優待だ。国内のグループ店舗数は1300を超えており、地方の株主にも使いやすい。2020年からは保有期間に応じて額面が変わる変更を予定しており、2年以上保有すれば100株でも5000円の割引券がもらえることになる。
【アダストリア(2685)】自社店舗で使える割引券……100株以上200株未満:3000円分 200株以上2000株未満:5000円分 2000株以上1万株未満:1万円分 1万株以上:2万円相当(2月末、年1回)
中身を選べるギフトなら、学習塾の東京個別指導学院(4745)に注目だ。選べる品は毎年変更されるが、18年の実績ではレトルトカレーやスープ、クッキー、おかき、ラーメンといった詰め合わせのほか、米や1500円分の図書カードも選択できている。
【東京個別指導学院(4745)】……100株以上:株主優待品カタログに掲載する優待品から選択(2月末、年1回)
文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)