店内の雰囲気は比較的落ち着いているようだ。
「座席はゆったりめで、席と席との感覚もそれなりに空いている店舗が多い印象です。店内も静かで、パソコンを開いて作業をしているお客さんも多い。セルフ式のカフェチェーンの中では、お客さんの滞在時間は長めではないでしょうか」(小浦氏)
ランチセットのスープもおいしい
上島珈琲店ではケーキ系のメニューも充実している。週に1回は上島珈琲店に通っているという30代の会社員Aさんはこう話す。
「好きなのは『ジャマイカンラムボール』(290円)です。ラム酒が染み込んだスポンジがチョコでコーティングされているものなんですが、小さいわりにものすごく濃厚でパンチがある。小腹が空いたときにはちょうどいいエネルギー源です」
さらにランチタイムにはサンドウィッチのセットメニューも。
「370~650円くらいの価格帯のサンドウィッチに480円をプラスして、サラダorスープとMサイズドリンクがつくランチセットが販売されています(※午前11時から午後3時まで)。1000円を超えるくらいのセットなので、そこまで安いというわけではないですが、サンドウィッチのボリューム感もあり、満足度は高いと思います」(小浦氏)
前出のAさんは、ランチセットもよく食べるという。
「おすすめは『厚切りベーコンのクラブハウスサンド』(570円)のセットです。厚切りベーコンが食べごたえがあって、穀物がブレンドされたパンの食感も楽しめます。スープがついてくるのもポイントが高く、マッシュルームスープ、トマトクリームスープ、ニンジンのスープなどが日替わりで出てくるんですが、単品で売って欲しいくらいです」(Aさん)
個性的な珈琲だけでなく、フードメニューも充実する上島珈琲店。今後も、独自の魅力を持つカフェチェーンとして、存在感を発揮していきそうだ。