手術の方法によって支払われないケースもある。保険に詳しいファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんもこう話す。
「医療技術は日進月歩で進みます。そのため、昔に加入した古い医療保険の場合、カバーされない治療もあります。たとえば、心筋梗塞の治療などに用いられるカテーテル手術は、30年程前は存在していないため、手術給付金が支払われないケースもあります。逆に、レーシック手術は少し前の保険では手術給付金が出たのに、最近の保険では支払われなくなっています。契約書類や約款に定められているので、加入時に確認するのが賢明です」
ほかにも、加入前からの持病が悪化して入院した場合の給付金は下りない。たとえば、もともと患っていた腰痛が悪化して入院したケースだ。最近は、「持病があっても入れる」保険もよく見かけるが、その分保険料は割高のため、注意が必要だ。
※女性セブン2019年3月7日号