これ以外の3つは基本的に1対1でのアナログ対応で、「電話占い」は電話を介して、「チャット占い」はチャットを介して、「メール占い」はメールを介して、占い師と直接やり取りするというスタイルだ。
こんなバリエーションの中、相性のいい占い師が見つかれば、自分を理解してくれる相談相手として、いつでもどこでもアクセスしたくなるのが人情。そこに現代人が占いにハマる下地がある。
霊視などのスピリチュアル系に人気が移行
「弊社がネット占いをやりだしたのは約18年ほど前ですが、その当時からPCコンテンツではニュースと天気予報と占いは無料サービスでした」
そう語るのはメディア工房の代表取締役・長沢一男さん。長年占い配信に携わってきた経験から、その傾向や変遷について次のように分析する。
「有料コンテンツ利用者の8割は女性で、しかもアラサーからアラフィフまで、占い内容は恋愛が圧倒的に多いんです。また、占いの人気傾向も当初の占術中心の占いから、最近は霊視などのスピリチュアル系に人気が移行し、今の占いサイトでは占い師の質が問われ、いかに心のある占い師を発掘するかがカギなのです」
霊視は占い師の第六感であるため、これを重視しすぎるとニセ占い師のいる悪質サイトの参入を助長しかねない。