記者の感想は…
霊視やスピリチュアル鑑定は、所詮、言ったもん勝ち。占星術における星座や、手相占いにおける手のひらのしわのように、根拠になる事象や基本セオリーがないからだ。極端な話、「私には視える!」と言いきれば、私も霊視業に転職可能だ。
しかも、「99.9%の確率でBIGに高額当せんする!」と断言されたとしても、まだ0.1%の落とし穴が残る。「BIGを買った磁場とあなたの波動が衝突してめちゃくちゃになった」とか何とか言われたら、反論のしようもない。
それでも、続々とキャラの立った鑑定師からメールを送りつけられ、奇想天外な鑑定とめくるめく文章で登録者を引き留めよう、ポイントを買わせようとするサイトの企業努力は評価に値する。最近、求人広告に「占いライター募集」が急増しているのも、そんな理由だろう。
…おっと、今度はメンタリスト○○から「あなたには人を自在に操る能力がある。たった8回のセッションで開花させます」とメールが。そんな能力あったら、朝まで原稿書いてないわっ(自嘲笑)。
※女性セブン2019年3月14日号