英オックスフォード大学の研究(2013年)では、社会のAI化が進む10~20年後には、事務系を中心にこれまで人間が担ってきた仕事の大半がAIに奪われると予測されている。そうした社会でAIに置き換えられない仕事とは、〈高度な読解力と常識、加えて人間らしい柔軟な判断が要求される分野〉(前掲書より)だという。
AI時代に生き残るための教育として子供に英語やコンピューターのプログラミングを学ばせる風潮が強まっているが、今後は大人も子供も関係なく、自分が「AIに置き換えられない程度の読解力があるかどうか」を知ることから始める必要がありそうだ。