当然のことながら1年の間に様々なニュースが出て来るでしょうし、相場に参入している投資家は、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードから長期トレードまで、スタイルは様々です。
ポンドは「じゃじゃ馬銘柄」とも呼ばれている値幅の変動が大きな通貨というのは周知の通りで、トレードする上では資金管理がその他の通貨でトレードするよりも重要になることは頭に入れておくとよいでしょう。
必要証拠金で見るとドル円よりも大きくなりますが、値幅が大きい分効率的に資金を運用できるようにもなるため、使い方によっては強い味方にもなる通貨ペアです。
チャートを見ると、リーマンショック前は255円近くの水準だったのが、その後半値以上の下落を見せており、その間に197円の窓を開けています。いまだにその窓を埋めることが出来ていないため、現状はそこへ戻していく過程にあると考えています。
当然ですが、上記で説明したようなブレグジット含めた経済動向によってポンド円が下落することもあるかと思います。そのため下落した時は淡々と買っていく戦略も選択肢になるでしょう。
小さなイベントから波及した動きに惑わされず、チャートからしっかり方向性を考えてトレードすることが重要であり、197円の窓を埋めるまでは買っていくスタンスで臨むのがよいのではないか、と私は考えています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)