休業中にできなかった取引が集中するため、窓口は相当な混雑が予想される。期限が迫った支払いを「連休後に入金すればいい」と高を括っていたら痛い目に遭いそうだ。
実はA氏には、連休明けに楽しみがあった。高騰するGWを避け、値段がガクンと安くなる連休直後の5月10日からの海外旅行を予約しようとしていた。妻はパスポートを持っていなかったため、連休前の4月26日に申請した。
しかし、それでは間に合わない。東京都ではパスポートの交付は「申請日から6営業日目」とされているからだ。
「連休明けの5月7日に受け取れる人は、4月22日までに申請をした人となります。連休前日の26日に申請すると、5月13日以降の交付になります」(東京都生活文化局都民生活部旅券課)
結局、A氏は泣く泣く夫婦旅行を諦めた。
これから迎える実際の10連休では、同じ轍を踏まないためにもA氏の行動から学ぶことは多い。
※週刊ポスト2019年3月29日号