日銀のマイナス金利政策の影響もあり、普通預金はもとより、長期の定期預金にもほとんど利息が付かなくなっている今、個人の資産運用は難しくなっている。
そうした中で最近では、運用先の有力な選択肢として、「個人向け国債・変動金利10年満期型」(「変動10」)が注目を集めている。利息となる金利が、10年物国債の利回りに応じて上昇あるいは下降することで、将来の金利上昇リスクに対応できるだけでなく、最低利回りが保証されている点も魅力のひとつだ。
ただ、この「変動10」は、すでに多くのファイナンシャルプランナーや、さまざまなメディアで推奨されており、実際、販売も好調となっている。そこで、「変動10」以外で、注目の金融商品を見てみよう。
金融機関の預金金利は軒並み低下したが、実は、現行のマイナス金利下でも、一部の地銀は頑張っている。
例えば、固定ファンが多い、香川銀行の『超金利トッピング定期預金』は、4月時点で0.25%の金利が付いている(期間1年。預入限度額は1人100万円まで)。トマト銀行の『スペシャルきびだんご定期預金』も1年物で0.25%だ(預入限度額は1人100万円まで)。