まだ設定から1年経っていないため実績は十分ではないが、運用会社の「アセットマネジメントOne」によると、過去のシミュレーション(10年間)では年2.1%程度の水準だという。つまり、10年保有した投資家は元本を確保しつつ、普通預金口座での金利(0.001%)を大きく上回る利益を得ることも十分可能なのだ。ただし、注意点もある。
「現在、投信の主流は『追加型』といって、投資家が購入したいときにいつでも購入できるものです。しかし、元本確保型の投信は『単位型』と呼ばれ、投信が新たに設定(運用開始)される前に1か月程度ある『当初募集期間』にしか購入できません。そのため、投信を販売する証券会社や銀行の情報などをチェックする必要があります」(同前)
同商品に限って見てみると、昨年7月以降、8月を除いて毎月当初募集が行なわれた。現在も、4月末に設定される商品が募集中だ。
※週刊ポスト2019年4月12日号