スマートフォンの月額利用料は、平均約7000円(BIGLOBE調べ)。年間にすると、約8万4000円にもなる。携帯電話料金は少しでも安く抑えたいところだが…。
「今の携帯を契約したまま、簡単で効果があるのが、月額費の有料アプリとプランの見直しです」
そう解説するのは、節約アドバイザーの丸山晴美さん(以下、「」内同)。
「もし携帯電話を契約してから一度も見直していないならば、大幅に料金を減らせる可能性が高いのです」
まずは有料アプリを見直してみよう。携帯電話の新規契約時の条件として入ることが多い有料アプリ。お試しの無料期間内に解約するのを忘れて、自動継続で有料になってしまうこともしばしばあるのだ。
「某社の契約時、動画・映像配信サービスなど、6つの有料アプリに入らなければならなかったのですが、1か月の無料期間を過ぎたことに気づかず、そのままにしていたら、アプリ代が3300円にも。慌てて解約しました」
最近、そうしたケースが増えていると、丸山さんは指摘する。
「ネットで見る電子明細になったため契約内容をチェックしない人が増えました。面倒でも自分の携帯電話に有料アプリが入ってないかを確認して、必要のないアプリは解約しましょう」
確認方法がわからない場合は、契約店で相談しよう。
次に見直したいのはデータ通信量だ。携帯電話では、音楽のダウンロードや動画観賞を利用するたびにデータ通信量が発生していく。その通信量が一定量を超えると通信制限がかかり、速度が遅くなる。通信量の容量を大きくすれば、料金も高くなっていく。
「店頭では5GB前後のプランをすすめることが多い。しかし、実際は公衆無線LANやWi-Fi接続の利用で容量が余っていることがあります。
自分のデータ通信量を確認して、契約よりかなり少なかったら、プランを変更しましょう」
例えばソフトバンクの場合、基本データ量プランが2GB3500円、5GB5000円(それぞれ税抜き)なので、ワンランク下げると1か月1500円の差がでる。
※女性セブン2016年5月5日号