日本で“生きづらさを感じる人”にはチャンスも
生活するためには、公用語である英語か中国語を話せたほうがいい。また、近年では取得が難しくなっているシンガポールの労働ビザも必要となる。それでも、Aさんは「日本の縦社会が辛い人であれば、おすすめしたい」と語る。
「気候は暖かいし、人もおおらか。仕事上でも細かいお作法を気にする日本人と比べて、ここではやるべきことをやっていれば細かいことは言われないので、ストレスも少なく、息苦しさはありません」
最後に、シンガポールでも需要がありそうな職種を聞いてみた。
「IT関連のエンジニアや、寿司職人、美容師は間違いなく高給で迎えられるでしょう。あとは、“日本人独自の感性や価値観で勝負できる仕事”に就いている人。例えば、お弁当屋さんなんかは、まだ希少価値があるので、勝負しやすいかもしれません」
日本で働く外国人が増える一方で、海外で働こうとする日本人も増えつつあるようだ。