家計

電力自由化 月の使用量300kWh以上の家庭は乗り換えもアリ

 

電力自由化で乗り換えを検討すべき?

電力自由化で乗り換えを検討すべき?

4月1日、電力自由化がスタートした。これまでは事実上選べなかった電力会社を、自由に選択できるようになった。さまざまな会社がメニューを揃え、従来の電力会社も新プランを発表している。

節約アドバイザーの丸山晴美さんによれば、毎月の電気使用量が、300kWh以上の家庭は、乗り換えをぜひとも検討してほしいと話す。

「電気料金は使用電力量に応じて、3段階に分けられます。300kWh以上になると、第3段階料金となって、1kWhあたりの料金が最も高くなります(ただし北海道電力は280kWh以上)。この使用料金の割引率を高く設定する電力会社が多いんです」

会社によっては、Tポイントなどが貯まるサービスや特典も付与している。ライフスタイルに合わせて賢い選択をしたい。乗り換え時は、以下の点に気をつけよう。

「まず、乗り換え先の会社に契約期間の縛りがないか確認してください。2年未満で解約すると1万円近く違約金が発生するなどといったものです。その場合、もし2年以内に他社からもっといい契約プランが登場したとき、違約金を払わないと乗り換えられなくなってしまいます」

集合住宅で、棟単位で電力会社と契約している場合は、自由に電力会社を選べないこともあるので、こちらも乗り換えを検討する前に調べておきたい。乗り換え時には、新しい検針用機器『スマートメーター』を設置する。

「検針担当者が来なくても電力会社側に電気の使用量がわかるシステムになっています。これによって遠方の会社から電力を買えるようになりました。設置自体は無料です。この導入により、紙の明細だった電気料金は、基本的にネットで確認するだけのペーパレスになります。毎月の電気代をきちんと把握するよう気をつけることが大切です」

これらを踏まえて電力会社を選ぼう。

※女性セブン2016年5月5日号

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