オプテックス(6914)市場平均予想
赤外線による検知センサで世界No.1
~防犯センサ、自動ドアセンサで世界トップシェア~
同社は屋外用防犯センサで世界シェア40%・国内60%、自動ドアセンサで世界30%・国内50%のシェアを誇る世界有数の企業です。赤外線を応用した防犯センサや自動ドアセンサなどを主力製品とし、産業機器用センサのFA(ファクトリーオートメーション)事業、中国工場で展開する電子機器受託生産サービス(EMS)の生産受託事業なども展開しています。
また傘下には、産業機器事業を手掛けるオプテックス・エフエー、光ファイバー侵入検知システムを手掛ける米ファイバーセンシス社、監視カメラ補助照明で世界シェア50%を握る英レイテック社などの子会社を有します。
セグメントは、防犯や自動ドアセンサなどセンシング事業、産業用センサなどFA事業、生産受託事業に大別され、その事業を展開している分野は以下の6つです。
■『セキュリティ事業』・・・オフィスや公共施設などの施設において防犯用センサ・システムを提供する
■『エントランス事業』・・・自動ドア用センサや出入管理システムを提供する
■『産業機器事業』・・・工場の生産ラインの品質管理や自動化の為のセンサを提供。海外では産業用センサでトップシェアの独SICK AG社と提携してヨーロッパ展開しています。
■『計測機器事業』・・・水の透明度や物体の温度を計測する
■『交通関連事業』・・・安全運転を支援する
■『照明制御事業』・・・LED調光システムで省エネを実現する
15/12期の売上構成比は、防犯センサが51.1%、自動ドアセンサが15.8%、産業用センサが20.3%、その他センサが2.8%、工場サービスが4.8%、その他製品が5.2%でした。地域別では、ヨーロッパが33.9%と最も厚く、次いで日本32.2%、アジア15.8%、北米13.3%、その他地域4.9%と海外比率が67.8%を占めています。
注目ポイント
足元の業績は国内外共に好調です。自己資本比率78.0%、有利子負債6億5600万円は現金99億円でカバーすることができる上、D/Eレシオ0.03倍と、強固な財務基盤を持っています。
この財務体質で世界トップシェアという収益基盤を持ちながら、安定的・継続的収益基盤の構築に取り組んでいるため、一旦軌道に乗れば売上の伸びに増して利益が伸長することが期待できると思います。
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