新年度入りして、大勢の人が新生活のスタートを切る4月。新たにトレードについて学び始める人も少なくないかもしれない。それではトレードを学ぶうえで大切なことは何か。FX(外国為替証拠金取引)などのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。
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新年度を迎えて、会社での目標、仕事、勉強等、様々なことに挑戦しようと意気込んでいる方も多いのではないかと思います。
“挑戦する気持ち”というのは何事にも大事なことで、もちろん投資においても努力は成功のために必要で、裏切るものでもありません。しかしその投資の勉強法において、遠回りしてしまうことは、出来れば避けたいものです。
最初の勉強法というのは今後の投資生活の運命を変えるほど重要なもので、私自身最初に勉強をしたときの努力のおかげで、現在までの数十年間、安定した利益を出し続けることができています。
ここではその勉強法について私自身の経験を交えながらお伝えしたいと思います。
まず投資を学ぶ上で重要なことは「師匠と呼べるような方を見つけることができるか?」です。やはり勝ち続けているトレーダーにはそれなりに理由があります。
私がトレードの勉強を始めたきっかけは「トレードが好き」というわけではなかったのですが、自分自身のお金にかかわることですから「きちんと徹底的に学んでみよう」と思ってスタートしました。
その時に私が気をつけていたことは「師匠の教えにきちんと従うこと」です。
人間は、どこかで自分の考えや感情、思いが判断材料として頭の中で働いてしまい、教えられた通りに行うということがなかなかできません。
私は師匠からきちんと認められるまでは常に教えられた通りに実践し、研究し、理解する事に努めました。その結果、今があると思っています。
だからこそ、皆さんがもし「FXをやりたい」、それも趣味としてではなく「きちんと利益を出したい」と思われるのであれば、きちんと教えてくれる師匠を見つけるのが成功の早道です。
先ほども申し上げましたが「利益を出し続けているトレーダーには必ず理由がある」ので、知識ゼロの初心者であれば、必ずその教えを忠実に素直な心で学び、理解し、行動するように努めるべきでしょう。