PCやスマホの普及とともに、視力の低下を訴える人も増加。今や多くの人が利用する眼鏡とコンタクトだが、どちらも一長一短あるだけに、ユーザーはどう使い分けているのか興味があるところ。
流通業向けシステム開発のプラネットの調査によると、男性では「常にメガネをかけている」が40.8%、女性は22.8%。「コンタクトレンズのみ使用」はそれぞれ1.3%、4.0%。「メガネとコンタクトレンズを使い分けしている」は、男性の8.4%、女性は20.8%。男性は“メガネ派”が多く、女性は“併用派”が多いことが見て取れる。実際に本音を聞いた。
眼鏡、時々コンタクト
クリエイティブ系職種の30代会社員Aさん(男性)は眼鏡派だ。2年前、コンタクト派から眼鏡派に移行した。仕事柄PCを作業することが多いこともあるが、決め手となったのは眼鏡が持つイメージからの解放だった。
「本当は、眼鏡には抵抗がありました。眼鏡がイヤでコンタクトを作ったくらいですし。『メガネ男子』『メガネ女子』など、眼鏡がもてはやさているのは知っています。でも、どうしてもそれはあくまでイケメン、美人に許されるフレーズなのでは……(笑)。私だと眼鏡古来(?)のオタク、ガリ勉というイメージが拭い去れないことを自覚しています。
でも、パソコンの画面を見ている時間が多くなると、目がとにかく乾いて……。最初はコンタクトで出勤し、作業時だけ眼鏡をかけていましたが、次第に面倒くさくなって、今はすっかり眼鏡オンリーです。世間の認識は、私が思っている以上に眼鏡に対して好意的みたいで、『眼鏡のほうがデキる人みたいでいいよ』と言ってくれる人も」
Aさん曰く、眼鏡姿は、同僚や恋人からは概ね好評。それでも時折、眼鏡からコンタクトを装着することもあるという。
「私の場合、眼鏡をかけると表情がきつく見えるようで、初対面の人にはコンタクトで会うようにしています。だんだん打ち解けてきたら、眼鏡に移行するという算段です。ちなみにコンタクトはいまだにハードレンズのものを愛用。使い捨てを買うほどの使用頻度ではないので」(Aさん)