近年、個人投資家の間で「バイナリーオプション」の人気が高まっている。バイナリーオプションとは、簡単に言うと「特定の日時までに、上がるか下がるかを予想する」というシンプルな取引だ。しかも、5分後や10分後のような極めて短期の売買が可能な業者が多い。このシンプルさと短時間で結果が出ることの面白さ、さらに少額で始めることができるとあって、FX(外国為替証拠金取引)を凌ぐほどの勢いを見せている。
バイナリーオプションの取引タイプは、【1】決められた判定時刻の時点で上がっているか下がっているかを予測する「ハイアンドロー型」、【2】判定時刻までに一度でも目標値に届けば勝ちとみなす「ワンタッチ型」、【3】レートが一定のレンジないに収まっていれば勝ちとなる「レンジ型」などがある。
12月からは取引開始から判定時刻まで2時間以上になり、1営業日にエントリーできるのは最大で12回。また、これまでは「上がるか、下がるか」の二者択一だったものは、購入受付時のレートを基準に6つの目標レートが設定され、「判定時刻のレートがそれよりも上か下か」を予想する形式に変わった。
※マネーポスト2014年新春号