「VTuberは、ニコ動文化に通じるものがあります。“Tube”という名前はついているけれど、かつてニコ動で栄えたボカロ、MMD、生放送などが融合した感じ。僕がよく見るVTuberって、結構ニコ動の古いネタを話すこともあるのですが、嬉しい反面、なぜ、ニコ動発ではないのかという寂しさのような気持ちもあります。VTuberの投稿先は、今のところ圧倒的にYouTubeですが、ニコ動も相性が良いと思うので、運営が頑張ってくれたらなと思います」(Cさん)
実際、ドワンゴは昨年12月、VTuberに特化したプロダクションをKADOKAWA、カラーなど5社と設立。直近では4月13日、バーチャルYouTuberになりきれるVTuber配信ソフト「Virtual Cast(β)」公開した。ニコ動のリアルイベントである「ニコニコ超会議2019」では、総勢100名以上のVTuberが出演する「VTuber Fes Japan 2019」を開催する予定だ。ドワンゴの並々ならぬVTuber市場への執着がうかがえる。
ニコ動を愛していたがゆえの、厳しい本音の数々。ドワンゴは、もはや“オワコン”扱いされることも多いそのサービスを復活させることができるのだろうか。