役所の仕事は「得と楽」が両立
同じような仕事内容でも、役所の求人にはお得感が高い。
「市の委託で企業や商業施設の調査員のパートをしました。担当した地区は都市部で企業が集中していたため短時間ですみました。しかも実働期間は約2週間で、報酬は15万円も。年間3~4回ある調査で毎年応募しています」(宮崎・43才)
「昨年、2か月限定で見つけたある中央省庁のパートは、中小企業に送ったはがきの返信を電話で促すだけの簡単な仕事。役所を名乗って法人相手にかけるため怒鳴られたりすることはなく、それでいて時給は1300円と高め。やはりお役所の仕事は違うなと思いました」(東京・47才)
役所の求人は見逃すなかれ。
子育てと両立できる
子育て真っ最中の女性にとって、パートは時間との闘いでもあるが、そんな彼女たちに人気が高かったのが、“データ入力”だ。
ノルマさえこなせば、時間の制約が少なく、「在宅の仕事だったので、子育てしながら空き時間にできる」(青森・56才)というのが主な理由だ。
単純作業でもあるため、時給がそれほど高くない場合も多いが、会社によっては思いもよらぬ恩恵を得ることも。
「証券会社での簡単なデータ入力のパートで、時給は900円でしたが、社員食堂の食券3000円分をもらえ、お寿司は無料。デザートも豊富で、補助券を使ってのランチタイムが毎回楽しみでした」(北海道・57才)