「通信販売のおせち料理の製造ライン作業業務を2~3日間行いました。時給2000円で、朝5時から5時間勤務。お重にえびをのせるだけの単純作業です。休憩時間には、形が悪いだけで使えない最高級レベルの食材をお腹いっぱい食べられ、最終日にはお重に入ったおせちももらえました」(愛知・50才)
ハナマルキャリア総合研究所代表の上田晶美さんは、早朝こそ、シニアにうってつけと話す。
「年齢が上がると早起きになる人が増えるので、早朝なら無理なく働ける。しかも客が少なくて仕事がしやすいという人も多くいます。夜に強いなら、深夜も同様におすすめ。例えばファミレスの店員なら、日中より来客数が減って労働量は少なくてすみ、それでいて時給は高い。これはお得です」
人が嫌がる時間=かせぎ時なのだ。
「東京五輪」と「過去に培ったスキル」がキーワードに
以上、リアルな実体験に基づいてお得なパートを紹介してきたが、今後注目すべき業界や職種を専門家に聞いてみた。
1位と2位に外国人向けの仕事を選んだのは上田さんだ。
「2020年の東京五輪を見据えれば、インバウンド需要は今後も続くとみています。英語ができる人や、これから英語を身につけようと思っている人にトライしてほしい」