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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

代々木上原、国分寺、陣馬山… 意外と楽しい東京穴場散策コース3選

 代々木公園へ遊びに行くのも良いのですが、ここは代々木八幡宮へ行ってみましょうか。雑木林がうっそうと茂る中に竪穴式住居があったり、猫がいたりと、神社以外の楽しみもできます。明治神宮から井の頭通をやってくる「気」と代々木八幡宮の「気」が合わさり、運気が上がる気持ちになれます。

 さて、代々木八幡の駅の方に戻り、階段を降りると代々木上原への道「地蔵通り商店街」に繋がります。交通量もあまりなく、奥渋同様、入りたくなる店がいくつか出てくることでしょう。しかし、意外と代々木上原で良いのが居酒屋です。大ジョッキのビールが500円の店があるのですが、ここは何でも安く、夕方の早い時間から常連でカウンターが埋まることも多いです。

 かくして渋谷からのちょっとした小旅行となりますが、上原で気になる店に入るもよし、若干落ち着いた感じの奥渋→代々木公園→代々木八幡→代々木上原の気分を変えたかったら小田急線に乗って下北沢に行ってしまう、というのもアリ。歩いてもいいですが、基本的には住宅街であまり面白くないのと、多分道に迷うので電車に乗った方がいい。ここまで来ると夕方になっているでしょうから、下北沢でのバリエーション豊富なディナーと決め込んでみましょう。

【2】国分寺→国立

 JR中央線で新宿から中央特快でわずか3駅・21分の国分寺。冬になると、「あれ、都心より寒いぞ……」と思うほど自然が多くなります。まずは南口で降りてから「殿ヶ谷戸庭園」へ。丁寧に整備されたお庭と日本建築と川は、京都に来たような気持ちになれます。ここから「お鷹の道・真姿の池湧水群」へ。小川のほとりをずんずんと進んでいくと、名水百選にも選ばれた「真姿の池」があり、顔を洗うと気持ち良いでしょう。すぐ近くには「国分寺」の跡地があり、歴史を感じられます。雑木林やちょっとした小高い丘のようなものもあり、自然が満喫できます。

 その後は府中街道へ。ここから西へ向かい、いざ国立へ。交通量は多いものの、歩くのが吉です。というのも、国分寺市と国立の境には忌野清志郎が『多摩蘭坂』で歌った「たまらん坂」があるからです。かつては石垣に清志郎さんのファンが思い思いに書いたメッセージがあったものです。

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