ここを通過すると、一橋大学の東キャンパスにぶつかりますので、裏門から入ってしまいます。東キャンパスは静寂に包まれ、建物もレンガ造りでいかにもザ・大学という感じがします。東キャンパスの正門を出ると山口瞳氏が「日本一美しい大通り」と語ったという「大学通り」があります。春は桜、秋は銀杏、冬はライトアップがされるこの通りの巨木ですが、5月の時期も新緑で気持ちいいですよ。西キャンパスでは兼松講堂や図書館などの建物探索が楽しいです。
この段階で中央線の駅2駅分を歩いた計算になりますので、どこか店に入っても良いかもしれません。学生街なだけに、やたらとボリュームのある洋食店などに加え、お金持ちが多いため、おしゃれなランチが食べられる店などもあります。受験生を抱える方などは、大学通りを南に下り谷保天満宮のお参りも良いでしょう。
【3】陣馬山
東京の山といえば、高尾山か御岳山を想像するかもしれませんが、陣馬も忘れてはいけません。そこそこの難易度があるものの、山頂には巨大な馬のオブジェがあり、茶屋ではビールなどの酒類が飲めるほか、蕎麦も食べられます。
高尾山と御岳山のようにロープウェイがあったりするわけではないので、すべて自力で歩く必要はありますが、最寄り駅はJR中央線相模湖駅。ここから登山口である与瀬神社で旅の安全を祈願しいざ出発です。
かなりの距離は歩きますが、無茶苦茶な高低差というのはありませんので、そこまで疲れません。山頂に着いたら3軒の茶屋がありますが、かつて私がそのうちの一軒に行ったら天ぷらを揚げてくれました。「野草の天ぷら」というのがあったので頼んだら「ちょっと一緒に取りに行きましょうか」と言われ、店主とともに少し歩き、そこらへんに自生している野草を摘んでこれを揚げてくれました。ビールに合わないわけがありません。
というわけで、定番の東京観光・散歩も良いですが、こんなプランもいかがでしょうか。