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億万長者になるのは意外に簡単 1行で表す「お金持ちになる方法」

 アメリカの億万長者を徹底調査したトマス・J・スタンリー氏によると、資産は収入が多いか少ないかで決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出されます。そして収入の10~15%を貯蓄に回す倹約を続けていれば、“誰でも”億万長者になれるといいます」

 これは何もアメリカに限った話ではない。日本でも同様だ。

 労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2017』によると、日本の大卒サラリーマン(男性)の60歳までの生涯賃金(退職金を含めない)は平均2億9000万円、女性(大卒)でも2億4000万円となっている。ここに退職金などをくわえると共働き夫婦の生涯家計収入は総額6億円にものぼる。

「6億円のうち15%を貯蓄すれば、それだけで9000万円。仮に貯蓄率を10%(6000万円)としても、年率3%程度で複利の運用をすれば、やはり退職時の資産は1億円を超えているはずです。

 そんなのただの理屈じゃないかと思うかもしれませんが、スイスの大手金融機関クレディ・スイスのレポート(2018年)では、資産額100万ドル(約1億1000万円)を超える富裕層は日本で271万5000人となっています。日本の世帯数は5300万ですから、(ミリオネアが世帯主だとして概算すると)全世帯の5.1%、20世帯に1世帯が『ミリオネア世帯』ということになる。億万長者は、実は日本にものすごくたくさんいるのです」

 欧米や日本など豊かな先進国に生まれた幸運を活かすならば、たとえ運や能力に恵まれていなくても、努力と倹約だけで億万長者になることは決して不可能ではないようだ。

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