このようなコンセンサスのもと、ドル円の場合は短期的に下方向の目線が強い状況なので、あまり下に行かないと思ったほうがいいと個人的には考えています。皆が向いている方向に投資して勝てるなら全員が勝っているはずであり、今回のような場合は、多くの投資家が先に備えているケースがほとんどだからです。
もしお伝えしたポイントである112.15円のレジスタンスを超えてきた場合は、短期的に113円まで達することも想定しておいていいでしょう。
112.15円の上あたりには相応のストップロスの買い戻し注文があると想定されるため、この点踏まえてトレードすべきタイミングです。私はチャートがマーケットの全てを表していると考えており、常に「chart is friend」という点を最優先にしてトレードしましょうとお伝えしています。
これは私自身が四半世紀以上利益を出し続けている秘訣でもあります。チャートに対して貪欲に研究をすることが、利益を継続的に上げ続けることに繋がると考えています。個人投資家の方も、チャートと友達になれるよう心掛けてトレードするのが、勝利トレーダーへの近道だと思います。
【PROFILE】池辺雪子（いけべ・ゆきこ）：東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金（約5億円）を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ／円、ドル／円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中（http://yukikov.jp/）
