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職場のトイレの個室でソシャゲに没頭する困った大人たち

 ソシャゲといえば、ガチャもその醍醐味の一つだ。課金することで、プレイを有利に進められるアイテムやキャラクターが入手できる。プレイヤーにとって、できるだけ課金額を少なくして、レア度が高いものを当てたいというのが本音だ。

 ガチャの排出率は確率で決まっているので、場所はどこで引こうが関係はない。それにもかかわらず、“トイレ”で引くことにこだわる人たちがいる。“トイレ教信者”を自称する20代男性・Dさんもその一人だ。やむを得ない事情を明かす。

「ガチャで爆死して3万円で出ないこともある。そんなとき、Twitterに、“トイレで引くと出やすい”という迷信というかゲン担ぎが流れてきて、藁をもすがる思いでトイレの個室に入り、ガチャを引いたら3000円で出たんです。それ以来、ガチャはトイレで引いていて、会社やカフェなどいろいろなところで試しています。最近は、用を足してから、ついついソシャゲを起動してプレイしてしまうことも。けっこう長くトイレに居座っちゃいますね」

 まるでソシャゲに命をかけているかのような発言が続いたが、忘れてはならないのは彼らが社会人だということ。ソシャゲに興味がなく、真面目に働いている社員たちがいる横で、同じ給料をもらいながら業務時間中にトイレの個室に閉じこもっている困った大人たち……。生産性が今ひとつ上がらない職場のトイレで聞き耳を立ててみると、もしかしたらソシャゲのBGMが聞こえてくるかもしれない。

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