女子トイレを舞台に語られがちだったトイレの混雑問題だが、最近は男性トイレであっても、個室が中々空かないと辟易するという声が少なくない。その背景にはマホが関係しているとの見方もあり、中でも個室でのソーシャルゲーム(ソシャゲ)プレイも無視できない実態が浮かび上がった。
4月21日に放送された情報番組「Abema的ニュースショー」では、高速道路にあるサービスエリアなどの女子トイレ混雑問題を取り上げた。MCのお笑い芸人・千原ジュニアは、混雑緩和方法として、「男子もそうだけど、全部トイレ内を圏外にするべき」と指摘し、「コレ(スマホ)が普及してから、男も長い長い」と苦言を呈していた。
NEXCO中日本が2014年に行った調査によると、男女のトイレ利用時間平均は男性が37.7秒、女性は93.1秒で女性の方が長い。しかし、SNSでは「男子トイレも個室だけ混雑する」「長時間出てこない人がいて謎」など、男性の個室利用が長いことにイラつきを感じている人の声も目立つ。一体、個室で何をしているのか?
30代男性会社員・Aさんは、会社のトイレで用を足しているとき、静けさが漂う個室から聞き覚えのあるソシャゲのBGMを耳にしたという。
「絶対あのソシャゲの戦闘BGMだとわかりました。そのころ、ちょうどイベントが開催されていて、僕もプレイしていたので間違いない。まさか、業務中にプレイしていたとは……。音ゲーの曲を聞いたときもありましたし、最近けっこう多いんですよね、トイレでソシャゲしている人」
ソシャゲの期間限定イベントは、通常プレイでは手に入らないアイテムや素材などが手に入る絶好の機会。それだけに、プレイヤーは必死になってしまうものだ。だが、そうしたイベントは平日に開催されることも多く、社会人が本気でプレイするのはなかなか難しい。