人手不足が深刻化している昨今、パート・アルバイトの確保に頭を悩ませる企業が増えている。しかし、雇われる側にとってはむしろ、かつてない絶好の機会といえる。
ジョブズリサーチセンターによると、三大都市圏のパート・アルバイトの平均時給は1044円(2019年3月度)と、前年同月に比べ26円増加。ほとんどの業種で上昇した。しゅふJOB総研所長の川上敬太郎さんが話す。
「パートの時給相場はここ数年上昇を続けています。今後も上昇が期待できる一方で、少し時給を上げた程度では人が集まらず、1日3時間、未経験可など、採用条件を緩和する企業も増えています」
この4月に『働き方改革関連法』が施行されたこともパートには追い風だ。
「関連法では、企業は長時間労働の是正や従業員の有休取得の促進、正規・非正規の待遇格差改善などが求められています。パートの待遇改善が進むだけでなく、残業時間が減り休暇を取得する人が増えることで、繁忙期はさらに人手不足になる。
そのため、外部から短期パート要員を確保する企業が増えることが予想されます。スキルや経験によっては厚待遇の短期パートも期待できます」(川上さん)
どうせ働くなら、厚待遇で、ガッツリ、楽して稼げるおいしい仕事を選びたい。本誌・女性セブンは読者800人に実施したアンケート調査から、「短期」「単発」でお得感の高いパート・アルバイトを抽出した。