ジョブズリサーチセンターによると、三大都市圏のパート・アルバイトの平均時給は1044円(2019年3月度)と、前年同月に比べ26円増加。ほとんどの業種で上昇した。今後も上昇が期待できる一方で、少し時給を上げた程度では人が集まらず、時短や未経験可など、採用条件を緩和する企業も増えているという。
この4月に『働き方改革関連法』が施行されたことも、外部から短期パート要員を確保する企業が増えることも予想され、パートには追い風となっている。それでは、どんなパートがラクでお得なのか。実際に体験した読者の声から浮かび上がってきたパートのひとつが、答案の添削業務だ。
「高校生の小論文の添削をしています。読んで評価をつけてコメントを書くだけの仕事で、1枚あたり350~400円、時給にすると800~900円ほど。空いた時間に自宅で作業できて、誰かに気を使う必要もありません」(38才・東京)
ハナマルキャリア総合研究所代表の上田晶美さんが話す。
「添削は出来高制が多いですが、自宅でできるパートとしては割がいい。時間に融通を利かせたい人にはおすすめです」
新商品の販売開始時などに期間限定で募集されるテレアポもおすすめという。
「テレアポはきついイメージがありますが、今のテレアポは、オートで電話をかけてくれるシステム。相手が電話に出た時だけ話せばよく、快適なオフィスで座ってできて、飲み物やお菓子が食べ放題の会社も。時給も比較的高いのです」(上田さん)
人気が根強いこの仕事も忘れてはならない。
「駅前の歩行者通行量調査のバイトは割がいい。休憩なしでしたが、4時間で日給5000円、お弁当に飲み物付き。他人と一切かかわらず、終了時に手渡しでバイト代がもらえたのもよかった」(50才・鹿児島)
※女性セブン2019年5月23日号