10連休は五月病への影響も大きいといわれている。警察庁の発表によると、月別自殺者の数は3月と5月が非常に多く、平成30年は5月の自殺者数が3月に次いで2番目。平成29年は5月が最多だった。連休が影響しているとも思われるだけに、10連休となった今年は、自殺者が例年以上に増えないかが心配されているのだ。
普段なら対処できるトラブルも、連休中ゆえに大騒動に発展したケースもあったようだ。静岡県に住む30代主婦が振り返る。
「小学校で水疱瘡が爆発的に流行っていて、学級閉鎖になりそうなクラスもあったほど。なんとなく“嫌な予感”はしていたんだけど、連休初日の朝になって、息子の体にポツポツと赤い斑点が…。かかりつけの病院は休みに入っていて、開いている病院を探すのが大変でした。結局、7日間は自宅療養で、感染拡大を防ぐために外出禁止。温泉旅行に行くはずだった私の10連休は、初日に終了しました」
ようやく開いている病院を見つけても、患者であふれかえっているうえ、専門医が診てくれるわけでもない。
「2才の娘が4月27日の夜に高熱を出し、慌てて夜間救急に飛び込みました。でも、治療らしい治療は受けられず、解熱剤だけをもらって帰宅。ずっと熱が下がらなくて、娘が本当にかわいそうだった。連休じゃなければ、もっときちんと検査も受けられて、早くよくなったんじゃないかと思ってしまう」(30代主婦)