ボリューム感と価格の関係は順当か
3社のミルクフランスを食べ比べてわかったことは、意外とクリームの味とパンの固さに違いがあることだ。分類するのであれば、もっともスイーツに近い印象だったのがローソン「ミルクフランス(北海道産練乳使用)」で、もっとも“食事っぽさ”が出ていたのがセブン-イレブン「練乳ミルクフランス」。その中間がファミリーマート「濃厚ミルクフランス」という感じだった。
大きさについては、パッと見た感じはそこまで変わらないが、実測してみると違いがあることが分かる。長さ、幅、厚さを掛け合わせ数値を仮に“体積”を指標する数値だとして計算すると、セブン-イレブンが「387.2」、ローソンが「485.52」、ファミリーマートが「451.152」という結果となった。この数値を“ボリューム感”として捉えると、「ローソン>ファミマ>セブン」の順序で量が多いということになる。価格で比較しても「ローソン>ファミマ>セブン」となっているので、このボリューム感の順序は順当なものだと言えそう。
細かな違いではあるが、各社それぞれ特徴があるコンビニのミルクフランス。案外奥が深い世界のようだ。