ビジョン（9416）：市場平均予想（単位：百万円）
企業概要
ビジョン（9416）の創業は1995年。「国際電話料金を安くしよう！ コミュニケーションで困っている人を助けよう！」という想いの下、在日外国人向け国際電話サービスを開始したことが始まりです。
現在では、国内外でWi-FiルーターをレンタルするグローバルWi-Fi事業と、新設企業が事業開始時に必要となる情報通信サービスを提供する情報通信サービス事業を主な事業としています。
特にグローバルWi-Fi事業は2012年スタートの比較的若い事業ではありますが、売上高の6割、営業利益の7割を構成する主力事業となっています。なかでも海外向けWi-Fiルーターレンタルの分野では大手国内企業3社の中で5割のシェアを誇るまでになっています。
注目ポイント
主力2事業とも右肩上がりで成長を続けており、業績は過去最高売上・過去最高益を記録。2013年12月期から5年間で、売上高は92億円から215億円まで年間平均にして約15％、営業利益は1000万円から25億円まで拡大してきました。来期2019年12月期も過去最高業績を更新する計画となっている見通しの明るい成長企業です。
足元の業績も好調で、今期も過去最高売上・過去最高利益を更新する見通しです。2018年12月期は、クラウドWi-Fiルーターの導入や通信原価の逓減によるグローバルWi-Fi事業の大幅な利益率改善が目立ちましたが、いずれの要素も成長を続ける同社にとってコスト逓減効果をもたらすことから、今後も引き続き改善が期待できると思います。
株価は堅調な推移が続いており、全体が軟調となる中でも堅調な株価推移が続く可能性もあるかと思います。慎重に行く場合は200日移動平均線などまで調整したところで投資を検討出来ると良いと思います。
【PROFILE】戸松信博（とまつ・のぶひろ）：1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。
