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70%の企業で導入 上司・部下の「1on1ミーティング」の実態

1on1ミーティング、その実態は?

1on1ミーティング、その実態は?

 めまぐるしくビジネス環境が変化する現代において、多くの会社で導入されているのが、上司と部下が週1回などの短いスパンで個人面談を行う「1on1ミーティング」だ。

 ヤフージャパン、クックパッドなど全社規模で導入している会社もあれば、一部の事業や部署として取り入れている例も増えている。 人材サービスを手がけるビズリーチ社の調査によれば、約70%近くの企業が1on1ミーティング(以降、「1on1」)を導入していると回答している。

 半年や1年に一度といった従来の人事面談と比べ、遙かに短いスパンで部下と面談し、フィードバックを行えることが特長で、面談前に書類などの手間がかかる準備が必要ないこともメリットの一つ。また上司と部下のコミュニケーションの促進にもなる。職場が1on1を導入したことで何が変わったのか、社員の声を集めた。

 IT企業で働く20代女性・Aさんは、現在の会社に転職して約1年。会社全体で導入されているわけではないが、多くの部門で1on1が導入されており、彼女も上司と毎週1回、30分間の1on1での会議を行っている。

 ミーティングで確認するのは、個人の業務の進捗状況の確認や、目標との乖離状況に関する目線あわせ。また業務上の困りごとや相談をする時間でもある。

「上司に共有や相談がしたくても、上司が忙しくて捕まえることが出来ないことも多いほか、ビジネスチャットツール上では伝えづらかったり、言葉にしにくいことも多い。毎週一度、必ず1対1で上司と話をする時間があるのはありがたいです。仕事以外の話もします。ゴールデンウィークの過ごし方だったり、引っ越し先や物件探しの相談など、他愛のないことも話すことで、距離も縮まる気がします」(Aさん)

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