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Eストアー(4304):構造シフト進み、収益拡大へ。調整時に狙いたい

Eストアー(4304)市場平均予想

tomatsu201600502

企業概要

Eコマース(EC) の総合支援サービス企業。ネットショップ開業に必要な、ショップ構築、カートシステムなどの機能を完備するほか、ショップ運営に関するコンサルティングや広告などの販促支援も展開しています。

展開する事業構成は、ECを運営するための仕組みをASPで提供する「システム事業」と、顧客企業の収益拡大を支援・代行する「マーケティング事業」の2事業。

主力は売上の65%を構成するシステム事業。システム事業は主に月額料金によるストック収益と、各種サービス提供から得るフロー収益で構成されています。つまり、店舗契約数が増加すればするほど安定収益が拡大するストック収益モデルで、さらに付加価値提供によって収益を拡大させていける構造です。同社は現在ストック収益モデルの最適化(=高採算化)と、フロービジネスの育成に注力しています。

~「ショップサーブ」:Eコマース総合支援ASPサービス~
主力のEコマース総合支援ASPサービス「ショップサーブ」は、お店ページ、ドメイン、メール、各種決済、受注や顧客管理システム等がひとつになった通販システムです。これまで15年間で15万社の導入実績を持つ、流通額約1兆円の国内NO.1実績を誇るシステムです。

注目ポイント

収益構造の改革は順調に進捗している模様で、「高採算顧客による売上増」という構造が構築されると一度に積み上がるストックも大きくなることから収益の急拡大が期待できます。足元では良品良店への顧客入れ替えに伴って発生する契約解除も減少傾向にきており、契約獲得件数が純増に転じるのは時間の問題だと思います。

また事業構造についてもシステム事業からマーケティング事業への注力シフトを進めていますが、その中でも販促事業の成長が注目されるところです。同社の「提供するサービスに好評を得ている」との報告に加え、実際3Qでも72%の増収と大きく伸びています。利益ベースでは投資回収に至っていない状況ですが、収益拡大の局面にきていることは確かだと思います。

来期以降の見通しとしては、システム事業で得るストック収益に加え、販促事業から得るフロー収益が乗ってくることを期待できると思います。

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