It’s not my market(直訳:これは、自分の相場ではない)。
ちょっと格好いいような、逃げ腰なような言葉ですが、本人は真剣です。
人間、得手不得手があります。相場でも同じです。上昇相場に強い人、下げ相場に強い人、レンジ相場に強い人、トレンド相場に強い人。この通貨は得意でこれは駄目、等々。それは、それは、千差万別です。
結局、自分の得意な相場で、できるだけ儲けて、不得意な相場では身を縮めて、嵐の過ぎるのを待つ。これが利益を残すコツではないかと思います。
“It’s not my market.”は安易な言い訳と取ってしまっては、その本質的な意味を取り違えてしまいます。この言葉は自分の不得意とする相場の期間をいかにしのぎ、溜まったエネルギーを、自分の得意な相場で、いかにフルに使うかということだと、私は理解しています。
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